• 226 月

    越後はまだまだ入梅前で過ごし易い気候を楽しんでいる 社長の片山です。

    少し落ち着いて来ましたが、毎週出張が入って飛び回っています。

    今の時期が片山食品にとっては一番大事な時期です。

    中国で四葉胡瓜の漬込みの最盛期をむかえ、ニンニクは収穫が終わって乾燥の時期になりました。

    ニンニクの価格をめぐって農家と村のブローカーと他省からの買い付け業者、地元の加工業者

    が毎日神経戦を繰り返しています。

    今週の頭の市況は昨年より3割以上の高値になっています。

    茄子もそろそろ幹が成長してきて農家と加工業者の腹の探りあいが始っています。

    タイトルの安心・安全と環境保全ですが、片山食品の中国合弁工場の話です。

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    この構築物はなんでしょう?

    実は中国でも環境問題が煩くなって来て、特に山東省は農業が主要産物なので

    農民保護に凄く力を入れています。

    で、臨沂片山食品の工場からの排水を直接川に放流してはいけませんとの御達しがありました。

    今までは約2km先の大きな川まで専用の排水溝を作って排水していました。

    工場の周りは畑なので塩害のクレームがあったりしたので対策を打っていました。

    今年の4月に河東区の書記から排水処理施設を作れとの命令があって7月運転を目指して

    突貫工事をしています。

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    好気性の爆気層です。無茶苦茶デカイ設備で片山食品の約3倍の規模です。

    市民の権利保護や農民保護と中国の社会は大きく変化しています。

    政治的な部分はさて置いても、経済的な面は変化が激しすぎます。

    「毒ギョーザ事件」をキッカケにしたCIQの輸出用工場の安全管理も少しづつですが

    各工場に根付いてきています。

    今年は3年に1度の免許の更新の年に当たるので、工場の内部の改装工事をしています。

    選別・洗浄室の床が所々壊れて、水溜りが出来ていたので床を張り替えることにしました。

    その他にも各部屋の壁の塗装を塗り直したり、水道管を取り替えたりとクレームに繋がる

    因子を全て除去する作業を6月までにしています。

    平行して空いている部屋でニンニクの選別・洗浄を行っている関係で、

    出荷作業が遅れ気味で日本では原料の補給がタイトな状況です。

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    日本では当然の事でしたが、中国でも当然の事になって来ています。

    社会の安定を守る為に各地方政府は労働者の最低賃金を大幅に上げてきました。

    当然農民も不満を抱える事になり、農作物の供給が減り高値安定で農民の懐も膨らみました。

    労働者も農民も懐が膨らんだはずなのに物価の上昇は更にその上を行く為に

    労働者や農民の不満は解消されません。

    食の安心・安全、環境保全、労働者・農民の不満解消、これらのコストは全て需要者に向かうわけで

    中国から供給される全ての物が毎年値上されていくのは当たり前と考えなくてはいけません。

    円高と言う魔法が効いている内は良いのですが、円安に振れるとデフレの日本は資源から食料

    衣料に家電製品など全ての物で買いまける、アジアの敗者になる可能性があります。

    デフレ脱却を切にお願いします。

    Posted by 管理者 @ 4:45 PM

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