今日も会社でブログを書いている 社長の片山です。
実は5月の中旬に中国の産地を回って来ました。
今年もニンニクは高騰しそうです、茄子も胡瓜も二桁アップは間違いありません。
原料産地の中国が不安定な状況の中、今アジアで一番熱い国はミャンマーだと思います。
去年の10月まではラオスに最大の興味があったのですが、今はミャンマーです。
去年11月以降のミャンマー情勢は漬物原料産地に大きなインパクトを与えました。
そんな訳で一週間に2回もミャンマーの講演を聞いてしまいました。
この状況の根本原因は中国の農業問題の厳しさです。
元高を押さえる為に人民元を大量に発行し米ドルを市場から回収します。
当然必要以上の人民元が市場に供給されインフレを起こします。
この資金が投機資金として商品の現物の囲い込みに使われます。
当然、商品価格は高騰しインフレを起こし、市民の反感を買います。
市民の反感を抑えるために政府は賃金の上昇を図ります。
そうすると農民は都市住民との格差を訴え政府に反発します。
政府は農民の意向に合わせて農作物を高値に誘導します。
80後が労働市場の主力になりつつある現在は賃金に対しての意識が高く
情報も氾濫しているので、労働力の売り手市場です。
ニンニクが白いダイヤになる理由はもっと色々有るのですが
今日は時間が無いので、ほんの触りだけ。
片山のニンニクになる丸形の小粒ニンニクです。
5月の下旬の収穫を前にした畑の視察の様子です。
今日位から本格的な収穫が始り、3週間くらい乾燥させて市場に出回ります。
現在の早物(乾燥していない)の価格は昨年比で5割位高騰しています。
これから下がる事を願います。